全日制とは仕組みが異なる部分があるため、通信制・定時制を検討している方向けに整理します。
通信制高校・定時制高校も、高等学校等就学支援金の対象です。2026年4月からの所得制限撤廃も、全日制と同様に適用されます。ただし、支給の計算方法や支給期間には、全日制とは異なる仕組みがあります。
具体的には、1単位あたりの基準額をもとに、登録した単位数や履修期間に応じて支給額が算出されます。全日制のように在籍しているだけで一律の年額が決まるわけではないため、どれくらいの単位を履修する予定かによって支給額の目安も変わってきます。世帯年収がおおむね590万円未満の場合は、この基準額に一定の上乗せが行われる仕組みもあります。正確な単価や上乗せ額は毎年度見直される場合があるため、在学(予定)校に最新の金額を確認することをおすすめします。
全日制高校の支給期間は原則36か月(3年間)ですが、通信制・定時制高校は原則48か月(4年間)まで支給される仕組みになっています。留年や休学などで在学期間が延びやすい通信制・定時制の実情に合わせた設計といえます。ただし、支給対象となる単位数にも上限があるため、卒業までに履修する単位数と支給期間のバランスには注意が必要です。
通信制高校に在籍しながら、レポート作成や学習のサポートを受けるために「サポート校」を利用するケースがあります。サポート校はそれ自体が高等学校ではなく、通信制高校の学習支援を行う民間の教育施設であるため、その利用料は就学支援金の対象にはなりません。通信制高校の学費とサポート校の費用は別物として、それぞれ確認しておく必要があります。